オランダのコロナ状況ですが、現在、アムステルダム、ロッテルダム、デンハーグの感染が拡大しています。

オーケストラも、GGD(日本で言う保健所)の指示に従い、かなり厳しい感染対策をしております。
オランダの社会的距離は1.5mで、マスクをしない国のため、常に1.5mを確保するように注意しています。
弦楽器は1.5mの距離を保ち、管楽器との間は2mになり、譜面台は各自1台になりました。
演奏者との距離があると弾きにくいと思われがちですが、確かにアンサンブルに対しては難しいですが、私はそんなに違和感なく演奏しています。
後方にいる管楽器の人達は、もう客席寄りの距離になってしまい、それでも、ぴったりアンサンブルを出来る管楽器奏者達は、凄いなと思います。

リハーサル初日、封筒に入った譜面が譜面台に置いてあります。これも、ライブラリアンにとっては、楽団員一人ひとりの用意で大変だろうと思います。舞台に関わる方々も、設置のことで仕事が増えたのではないかと思います。
今シーズンは、アカデミー生徒達の契約は来年に延期されて、基本的にエキストラ奏者に頼らないで楽団員のみの演奏を目指しています。感染対策により、このような流れになりました。
コンセルトヘボウは舞台も広く、古い建物のために、密閉度に関してはそこまで良くないです。暖房の入る前の今の季節は、風がスース―入って来て舞台上では寒いくらいなので
換気に対しては良いのかもしれません。
楽屋も楽器ごとに分かれることになりました。ビオラはチェログループと一緒に待機しています。
夏休み前のオーケストラ再開の頃は、無観客でライブストリームのみで行いましたが、
今はお客様も入っています。そして、距離を保つ間にはテーブルを置き、1階席のお客様はドリンクを飲みながら聴けるようになっていました。
それでも満席にはできないので、通常のコンサートを2回の公演で補う形になり、公演の数は増えました。先週は同じプログラムを1週間で6回公演しました。
さすがに、6回目になると、マスク着用のこともあり朦朧としてきましたが、みんな頑張っているので音を上げるわけにはいきません。
オランダ人は基本的にマスクをしませんが、団員の中にはマスク着用をする人たちも、ちらほら見かけます。
オランダはロックダウン後、割と早く立ち直り、こういった対応も思ったより早くなされていました。
ただ自由精神のある国なので、マスク着用は、これ以上(現在は交通機関の中で着用の義務)マスク浸透はいかないのではないかと個人的に見ております。