ヨーロッパは寒くなり、コロナ第二波に突入しています。
先週は、素晴らしいピアニストのクリスチャン・ツィメルマンさんとの
共演が出来たことが奇跡のようです。

その後、コロナ感染拡大により、部分的ロックダウンのためオーケストラは3週間活動休止になりました。オランダでは、国民の多くがマスク着用をずっとしていなかったので、ルッテ首相の会見後にやっとマスク着用が浸透してきました。

2年前に青山学院大学でハープの中尾晴奈さんと共演しました。今年も、帰国していれば是非コンサートをしたかったのですが、出来ないので、中尾さんと青山学院の方でリモート演奏での企画を立てて下さいました。

リモート演奏は、思ったより準備が必要でしたので、私の経験を参考に書いてみました。

まずは、共演者と決めること
1. 曲目 2.テンポ 3.音の高さ(調律・調弦)4.背景や衣装 5.編集する人

そして準備するものは
1. マイク
2. カメラ(携帯電話)
3. クリック音または共演者の音源、ワイヤレスイヤホン  
4. Bluetooth環境にあること

マイクは、こちらではshure mv88+というものが携帯撮影の動画で使いやすいと聞いたので購入しました。スタンドまで付いています。
曲選びは、なるべくテンポの動かない曲をお勧めします。
テンポの変わる曲は、伴奏の部分から録画して、その音源を聞きながらもう一人が演奏するスタイルが主流のようですが、私達は曲が4曲あり、それで出来る曲と出来ない曲がありました。音源を聴きながら演奏すると遅れることが生じます。
そのため、クリック音も使いました。
クリック音(メトロノーム音)も今は、インターネット上にたくさんありますが、携帯で撮影する場合は携帯でのメトロノームは使えないので、ワイヤレスでメトロノームにする、またはパソコンからメトロノーム音、共演者の音源を聞く準備が必要です。
wifiの使えない場所でしたら、メトロノームにイヤホンをして聞くのも方法です。
クリック音は、その時間内に演奏することになり、そこにばかり集中しないように、
やはり共演者の音源で練習してクリック音を聞きながら撮影する方が音楽的には良い仕上がりになると思います。

今回はコンサートというコンセプトの下でしたので、ホールを借りて録画をしました。
音だけに集中すると表情が固まってしまうので、マスク生活の現在、その辺りも気を付けた方が良いです。
曲の最初から最後まで録画したものがあった方が良いと思います。
編集の方に寄って違うかもしれないですが、映像なのでCDのように、何小節目から何小節目で区切るよりも、一気に弾いて録画する方が編集しやすいようです。
また暗譜できるようでしたら、暗譜が視覚的にも理想的です。
そして撮影した動画を送るのはDropboxにしました。
携帯にアプリを入れるとそのまま動画がDropboxに入り、動画の送信が楽です。
(編集に関しては、私の方では全くできず、映像専門の方にお任せできていることで助かっています。)
動画が完成しましたら、このwebsite上でも、ご紹介したいと思います。