アムステルダムは秋の季節になりました。
コンセルトヘボウ小ホールでの演奏の機会がありました。
先月はアムステルダム市750周年記念のコンサートとしてオランダ人作曲家による室内楽があり、中でも、現在95歳になられたLoevendieさん作曲家自身がコンサートに聴きに来られたのがとても印象的でした。そして、指揮者のクラウス・マケラさんも聴きに来てくださいました。
今日は、子供の為のコンサートでドン・キホーテを演奏しました。
Rシュトラウスの原曲を現代風にアレンジされた「ドン・キホーテ」ですが、この曲は一度、本番5日前に代演したことがありました。今回はそんな急に飛び入りしたわけではなかったので、サンチョ・パンツァの独奏は気持ちに余裕が出来ました。演奏に俳優とアニメーションが加わり、子供達にわかりやすい演出で1日に2公演行いました。
この日はオランダ政府に対するガザのデモと重なってしまい、急遽、コンサートの時間を早めて、何とか無事に終わりました。コンセルトヘボウの位置は美術館の並ぶMusuempleinという場所にあるのですが、ここがデモを行う広場に良く使われるため、たくさんの人たちがコンセルトヘボウの建物の周りに集まりました。
小ホールも響きが素晴らしくて、室内楽は弾きやすいです。ドン・キホーテのアンサンブルも、人数が多いので、チェロの後ろにハープが配置されました。たくさんの子どもたちが楽しんでくれました。

舞台後ろにある丸はスクリーンで、ここにアニメーションが映りました。