韓国/日本ツアーを終え、アムステルダムに戻って来ました。ツアーのすぐ後にアムステルダムでコンサートがあるため、今回はツアーあとにゆっくり日本滞在が出来なかったので東京公演2回はお休みを頂きました。私を含め、ツアー後半は体調を崩すことが多いので、ヴィオラグループで病欠が出たら弾く順番でしたが、みんな最後の東京公演を楽しそうに弾いていたので助かりました。

ソウルでは初めて美容施術に行きました。

バス移動より、ソウル漢江。

私の肌は薄くて紫外線アレルギーがあるためにレーザーは出来なくて冷やす方の施術をして頂きました。韓国では釜山の公演の日に体調を崩しました。その後移動して、日本ツアー中も風邪がまだ完全に治らず、思ったより時間がなかったので特に練習が出来なくてヒヤヒヤしました。ホテルに戻ると身体が疲れていて時差も伴い、本番の無い日は夕方くらいから寝てしまい、朝方起きるリズムになっておりました。日本では、ヴィオラの師匠、今井信子先生にもお会いしました。このツアーに向けて「音楽の友」11月号でインタビューを受けたので、今井先生も一緒に本屋さんで11月号を探して下さったのですが既に完売でした。

↓は京都のホテルからホールまでの行き方。こんなに丁寧に説明して下さるのは日本だけです(by梶本音楽事務所)

        

そして東京最後の夜は、旧友でギタリストの村治佳織さんに再会しました。なんと村治さんは私達の京都公演を聴きに来てくれていたそうで・・翌日メールがあったので私は全く気付かず。。

その後、東京に戻りサントリーホールの2回目のコンサートの日に、村治さんの渋谷のタワーレコードでCD発売のイベントのご招待を頂き、ギリギリまで行けるか行けないか・・心配していましたが同僚がみんな元気になって弾いてくれたので聴きに行けました。行く途中に村治さんからメッセージが入り「朝日BSで密着が入っているんだけど撮影大丈夫?」とのことで、飛び入りで村治さんのTVドキュメンタリー撮影まで一緒に参加してしまい、私達の思い出話を撮って頂きました。

クラシックギターの世界は弦楽器とは違い、男性が多くて(特に村治さんファン層は男性が多い)ギター演奏、MC,ライト、音響、全部完璧で素晴らしかったです。新しいCDはゲーム音楽がモティーフのようですが、幻想的で村治さんの世界に引き込まれました。共演で出演していた弟さんの村治奏一さんともすこしお話しました。村治ギターファミリーとは、たくさんのご縁があり、私の息子が、村治教室の先生よりギターオンラインレッスンを受けています。レベルの高い村治ギター教室の生徒さんの発表会を聞いて、親子で「毎年頑張ろう」と気を引き締めております。

楽しい夜を終えて、すぐアムステルダムに戻り、ドン・キホーテのコンサートを終えました。

オランダの空港に着いた日の気温は3度、そして本番の日はなんと雪。 コンサート会場のヒーターが全然かからず、私服を本番の服の下に着込んで演奏しました。普段、ヨーロッパで本番がある時は夏でもカイロを用意しているのですが、今回、ツアーから戻ってすぐで何となく日本の気候に慣れたまま、そして本番の場所は教会でないので、そこまで寒くないのではと安易に考えていました。この舞台のすぐ裏は外で本番前までシャッターが閉まっておらず、外の風がそのまま入って来て、本当に寒くて風邪をぶり返すかと思いました。管楽器の同僚も寒いと音程が変わってしまうので楽器が冷えないように苦労していました。ドン・キホーテは10月のコンサートから引き続き再演で計4回演奏しました。最終日はヒートテックを着て、カイロを持って行きました。冬のコンサート、ヨーロッパは寒さ対策、本当に大事です。そしてヒートテックを開発してくれたユニクロ、アムステルダムに2店舗あり助かります!サンチョ・パンサの独奏も、ヒートテックとカイロのおかげで何とか無事に終わりました。

↓メンバーの中で話題になっていました。ツアー中にウクレレを買って、こんな撮影までしたコントラバスの2人。本当に外国の人たちは多才で驚きます。

Rob and Felix make a song on tour – Seoul Brothers | Asia Tour Concertgebouworkest