桐朋音楽大学の後輩でピアニストの田丸奈都子さんからのご紹介でデン・ハーグのサロンコンサートに出演しました。バイオリニストのPaulus van Kruijssenさんとは初共演でした。プログラムもPaulusさんの考案で、偶然私が弾いたことのある曲ばかりだったので一緒に弾いてみたいと思いました。私は去年からコンセルトヘボウ管弦楽団の室内楽企画委員になり、企画する上でいろいろな曲を検索していて、その中でも珍しかったシベリウスのDuo(バイオリンとヴィオラ)をPaulusさんに提案したところ、この曲もプログラムの中に入れて頂きました。このコンサートの直前までスペインツアーだったのでDuoコンサートで使うヴィオラを持って行けるかどうか悩みましたが、スペアの楽器をツアーに持って行くことにしました。ツアー中は移動ばかりで、練習する時間も取れず、飛行機のスペースもヨーロッパ線は狭くて荷物の中に楽器を入れるのに1サイズ小さいバイオリンでも置き場所の確保に苦労していました。

サロンコンサートはPaulusさんのご自宅で月一回定期的に開催しているそうです。企画委員をしてみて気づいたのですが、主催しながら演奏するのは並大抵なエネルギーでは出来ないのに毎月(一日に2回連続開催)行っているPaulusさんと奥様にとても感銘を受けました。Paulusさんは素晴らしい音楽家、プラスとても気さくな性格で、また共演できる日が来ることを楽しみにしています。